経団連幹部発言
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
経団連の経営労働政策特別委員会の大橋委員長
(コマツ会長)が、中小経営者に今期の春季労使交渉で
賃上げ6%を求めるための交渉は『厳しい』と
発言しました。
大企業の初任給大幅UPと真逆
2025年が明けて給与待遇については、バラ色発言が
多く、大卒初任給が30万円越えが見出しを彩りました。
しかしここで、一転して、給与UPは難しいとの発言です。
整理すると、経団連の主張は、
大企業⇒初任給大幅UP+6%の賃上げも可
中小企業⇒6%の賃上げを求めるのは厳しい
ということです。
日銀の利上げは何だったのか?
日銀は1月24日に政策金利を0.25%上げて、
0.5%程度にすると決めたばかりです。
この週は、新聞各紙、テレビは賃上げを報道しまくりました。
日銀もその流れに乗って、景気回復の兆しありとして、
利上げを決めています。
利上げを決めて4~5日経過したら、一転賃上げは厳しいと
経団連が発言しました。
これは一種の出来レースというのが私の見解です。
今後の方向性
そもそも2024年に実質賃金が上がっていないのですから、
国民は景気が良くなったとは実感していません。
日銀の本音は、0.25%の利上げくらいでは、そこまで
国民生活の悪影響はない(多少あっても許容範囲)、
円安を喰いとめることができれば、物価は下がり、
生活が苦しいと責められることは減る
こんなところでしょうか?
我々経営者としては、政府のシナリオ(出来レース)を
しっかり見定めながら、先をみて次の手を打つしかないです。
良く情報を取りましょうね!