日銀が4.6兆円の買い入れ
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
日銀が過去最大規模の国債買い入れをしています。
この先どうなっていくのでしょうか?
海外勢の動向
市中では、海外勢の国債保有比率が14%を超えて
きているので、国債の乱発は日本の地盤沈下に
なる可能性があると指摘されています。
国債を実質的に日本銀行が買っていれば、
海外に日本を買われていないのでOKであり、
海外に国債を買われていれば、国債は日本国の
負債となるとう理屈です。
確かに理屈としてはOKです。
でも、この理屈をもっと掘り下げてみましょう。
長期保有している海外勢は?
財務省の債務管理リポートの
令和3年度の債務管理政策によると、
海外勢の国債保有比率UPは、むしろ
国債消化の多様性のため歓迎と書いてあります。
でも、実質長期保有の比率は、
国債除く(T-Bill)
※これは専門用語なので、長期保有の国債と
読み替えてください
平成20年⇒6.3%
その後ずっと下がって
4~5%をウロウロ
やっと最近上がって
平成30年⇒7.1%
平成31年⇒7.7%
令和3年⇒7.2%
と7%付近をウロウロ
といった調子です。
簡単に言えば、短期的に国債を売買する
海外筋は増えたが、長期的に国債を保有して
くれる「優良顧客」は、殆ど増えていないのです。
10数年変わっていないのです。
一面だけを見ないように
市中では海外勢が国債保有を14%持っており、
日本の生損保並みと騒いでいますが、中身は
短期売買のための一時的な保有で、差益で
儲けようとしているだけなのです。
実質的に日本国債は、日本国内で保有されて
おり、海外の『優良顧客』も一定となっています。
なので、各種意見に惑わされず。
日銀には目一杯国債を買ってもらい、バンバン
市中にお金をばらまいて欲しいです。
このマネーが日本を、そして世界を救うことに
なります。
世界経済のために日銀は頑張って欲しいです。