トランプ関税に右往左往
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
赤沢担当大臣がトランプ氏と会って、リップサービス
されたようです。
そんなことで喜んでいては問題の本質を見失うと
思いますが、、
さて、本質を見ていきましょう。
為替レートの動向
トランプ関税前は、経済識者は、言いたい放題でした。
私は、一貫して緩やかな円高となるとずっとこのコラムで
書いています。
実際1ドル=140円を伺うところまで、円高ドル安が
進んでいます。一時期は1ドル=160円だったので、
一気に時計が巻き戻った感があります。
今後の動きは?
円安論者は、日本の実需のドル買いと、NISAによるドル買い、
デジタル赤字(クラウドサービスなどを日本企業が買う)
この3点を円安の論拠としています。
しかし、2025年2月は貿易黒字です。
2025年通期でも2兆円弱の貿易黒字を市場は見込んでいます。
経常黒字ではないです。貿易黒字です。
ここを見誤ってはなりません。
新NISAですっかり割を食って、軽い米リセッションのコストを
払わされた我々は、少し目が覚めるのではないでしょうか?
良く考えれば、新NISAブームは、官製で作られたものです。
裏があるとみるべきで、私は現状では手を出していません。
デジタル赤字は、インバウンド消費でほぼ相殺です。
ここまでわかっているのにも関わらず、大幅な円安がこれから
来るという論者は、一体、何を考えているのでしょうか?
経営者としての動きは?
世間はトランプ関税への緊急融資、選挙対策ばら撒きで、
一気にハト派ムードが広がっています。
この状態で、日銀が利上げに動く可能性は極めて低いです。
このままインフレ基調は続くでしょう。
現金をため込んではダメです。
借金はインフレが返してくれるので早めにしましょう。
今なら雰囲気的に救済の時期なので、銀行は貸しやすいです。
設備投資して真っ当なビジネスをしましょう。