物価ギャップとは?
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
最近はインフレが騒がれていますね。
ここへきて物価ギャップという論点が出てきました。
結構重要なポイントなので、一緒に見ていきましょう。
企業物価指数の上昇
企業物価指数とは、企業がモノ・サービスを購入する際の
上昇率を指します。
原材料費を企業が購入して製品を作るわけですから、
材料費のUPと捉えると分かりやすいです。
2022年3月で9.5%の上昇(前年同月比)
となっています。
これはかなりの上昇率です。
原料に至っては65%UPという数字も出ています。
なかなか企業経営はシビれますね…
消費者物価指数の上昇
消費者物価指数とは、ワイドショーで良く特集する
野菜が上がった、チーズが上がったという話です。
消費者が企業からモノ・サービスを買う際の
値段の上昇率を指します。
2022年3月で1.2%(総合値)の上昇
(前年同月比)となっています。
物価ギャップの正体
物価ギャップとは、企業物価指数の上昇率から、
消費者物価指数の上昇率を引いたものです。
ロシアとウクライナの戦争でこの
物価ギャップが拡大傾向にあります。
このデータから読み取れることは、
企業は高い原材料を支払っているのに対し、
消費者へ価格転嫁が十分できていない
ということが分かります
既にこの物価ギャップは、第一次、第二次
オイルショックの時と同水準まで差が開い
ています。
10ポイントの差が限界値と言われています。
従って、企業努力で持ちこたえることはこれ以上は
難しく、消費者への価格転嫁がこれからは進む
と予測できます。
我々経営者は、消費者への価格転嫁が一番の
課題であることを認識して経営にあたりましょう。
サービスを磨き上げて価格に反映していきましょう!
そして給与UPさせるのがインフレ正攻法です。
知恵を絞りましょう!