対中赤字が3ヶ月連続
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
韓国の対中国の貿易が赤信号かもしれません。
2022年5月~7月まで赤字に転落です。
一体に何が起きているのでしょうか?
中国は韓国の「家庭菜園」
政治的には、韓国は中国から圧力を受けている
印象がありますが、経済では全く逆です。
韓国は中国に対して貿易が黒字が当たり前で、
かつてはスマホ、自動車も数十%を誇るシェアを
中国でもっていました。
中国で儲けるのは「家庭菜園くらい簡単」と
言われていました。
ですが、段々と中国が耐久消費財で実力をつけて
いくなかで、完成品のシェアが落ちていきました。
日本と全く同じ歴史を辿っていますね。
5月⇒10億9000万ドルの赤字
6月⇒12億1000万ドルの赤字
7月⇒5億7000万ドルの赤字
過去30年3ヶ月連続赤字はなかったとのこと。
韓国当局は、この3ヶ月の落ち込みは、中国の
ゼロコロナ政策やロックダウンの影響で、一時的なもの
と言っていますが、本当でしょうか?
日中貿易の動向
韓国の状況を読み解くには、日本の動向がカギになります。
2022年上半期の対中輸出は前年同期比7.5%減の
936億1,898万ドルです。
一方、日本の対中輸入は、2.4%増の926億6,737万ドルで、
上半期ベースで過去最高を記録。
日本の対中貿易収支は、9億5,160万ドルの黒字となり、
黒字幅は前年同期から98億3,340万ドル縮小しています。
約91%減という大幅な黒字の減少幅となっています。
韓国だけが異常に悪いわけではない
日本も韓国も集積回路などの半導体の輸出が落ちています。
韓国悲観論的な論調が、各新聞を賑わしていますが、
原因は中国が高性能な半導体等を必要としていない
(ゼロコロナ政策などで)と見るべきです。
それだけ日韓は、中国への輸出依存度が大きいということに
なりますね。
政治ではきな臭い動きが出ていますが、経済も安保の
観点から今までと同じというわけにはいきません。
しっかりと見定めしていきたいですね。