インドルピーが最安値更新
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
インドルピー安が止まりません。
対ドルで81.6ルピーと、データが遡れる
1973年以降で最も安くなっています。
一体何を意味するのでしょうか?
経済成長は堅調
これだけみるとインドは終わりだ!と感じて
しまいますが、経済は堅調です。
2020年のGDPはマイナス6%とコロナで
やられましたが、2021年、2022年と
サクッとプラス8%まで伸ばしています。
人口が多く、中間層がまだまだ育っていない
ので、この上昇基調は続きます。
政策金利も高い
政策金利も新興国ならではで、6~7%あたりを
安定的に続けています。
最近は、0.5%利上げで騒がれていますが、
別に大したことではありません。
5.4%程度になると予測されています。
経済が底堅いので、金利が高くても十分にお金が
回るという昔の日本(新興国だったころ)の状態です。
なぜルピーが下がるのか?
インドは堅調な経済を続けていますが、ドルの
利上げペースに対して、インドの政策金利がついて
これず、金利差が広がるという思惑が働いている
ため、ルピーが売られています。
そもそもインドは原油などを輸入に頼っているため、
ルピー安は嫌なのです。
資源については純輸入国で巨大人口を抱える国としては
アキレス腱なのです。
なので、全面的に報道されてしまう結果となるのです。
現時点で大きく騒ぐ必要はありません。
インドと日本の貿易がおかしくなることはないでしょう。
メディアの衝撃的な見出しには気を付けたいですね。