2代目お坊ちゃん社長ブログ

実質利上げ宣言後に国債を買いまくる日銀

logo

日銀の国債購入が続いている

こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。

日銀の2022年12月の長期国債の買い入れ額が、

16兆1809億円との発表がありました。

利上げ宣言をしているのに、国債を買いまくる

のにはどんな思惑があるのでしょう?

一緒にみていきましょう。

実は最近は購入を減らしていた

日銀は強烈な金融緩和を続けている印象が

ありますが、実は巧みにコントロールしています。

2016年あたりは毎月10兆円を超える長期国債

の購入をしていました。

しかし、2019年~2021年は毎月5~8兆円程度

でうまく抑え込んできました。

円安が転機

2022年は米国の利上げが原因で、円安が極端に

進み一時期は対ドルで150円を突破し、160円を

伺うところまで来てしまいました。

財務省が久々に為替介入を繰り返したことは、

記憶に新しいですね。

円安を良い事に、海外筋が国債の空売りを仕掛けた

のです。国債の価格が下がると金利が上がりますので、

日銀は景気の腰折れをさせたくないので、必死に

防衛して国債を買いまくったのです。

なので、2022年は111兆円という巨額の国債購入

月平均で9.25兆円という形になりました。

12月は16兆円で巨額

サプライズの利上げ宣言をした12月には16兆円

の巨額の国債購入をしています。

国債は10年物の長期国債だけでなく、色々な種類の

国債があります。

ピンときた方はお分かりと思いますが、

防衛する国債の種類を増やしたのです。

なので、実質利上げ宣言したのにも関わらず、

国債を買いまくっているのです。

我々に恩恵

この日銀の姿勢には、国民は応援すべきです。

長期金利が上がると住宅ローン特に、固定型の

金利があがります。既に、上昇しています。

住宅が売れなくなると、景気が悪くなるのです。

何とか日銀には頑張って欲しいです。

財政赤字を理由に、日銀の金融緩和即ち、

国債累積購入額を「赤字」と煽って日銀を牽制

する財政均衡派の方もいますが、黙っていてください。

いつでも財政均衡は可能です。

コロナ明けでふらふらの日本経済に冷や水を

浴びせるような行為は、今やるべきではないです。

日銀を煽る意見には気を付けましょうね。

PAGE TOP