スタグフレーションとは?
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
日本がスタグフレーションになっている(なりそう?)
という論調があるみたいです。
少し大げさに感じますので、整理していきたいです。
一緒に見ていきましょう。
スタグフレーションはどこで起きている?
スタグフレーションの国の代表は
アルゼンチン
のような新興国で経済の規模がある程度
ある国です。
インフレ率が100%を超えそうで、しかも
経済成長率(GDP)が増えない、もしくは
減ってしまう国を指します。
こうなると、物価が2倍が毎年発生し、3年も
経過すれば物価が10倍、しかも経済が大きく
ならないので、給与は据え置きかダウンとなり、
購買力も極端に落ちます。
このまま続くと、自国通貨(ペソ)に国民の信任が
なくなり、ドル取引が横行して、通貨切り下げ
(デノミ)をせざるを得なくなります。
スタグフレーションは処方箋がないと言われています。
とても怖い経済の病気です。
日本はスタグフレーションか?
市中の論調では、インフレ率が悪く見ても2%で、
GDP成長率が1%程度なので、スタグフレーションの
「匂い」がするとのことです。
確かに、インフレ率よりGDP成長率の方が小さいので、
スタグフレーションの一定の要件は満たします。
しかし、アルゼンチンと比べれば、「何も起きていない」
と見るのが順当です。
失業率も2%台で、仕事は行き渡っていますし、
大卒の就職率は驚異の97.3%です。
しかも、
先進国ではGDP成長率が1%後半もあれば、
2023年においては超優秀です。
なので、現時点で日本にはスタグフレーションは、
来ていないと断言できます。
キャッチコピーに惑わされずに情報を取っていきたいですね。