マネタリーベースが伸びない
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
日銀の量的緩和が出口戦略をにらんでいます。
マネタリーベースの伸びが鈍化しています。
一体どういう意味なのでしょうか?
量的緩和とは?
長年のデフレで主に企業の設備投資、個人消費を
伸ばすために、日銀は日本中にお金が行き渡るよう、
お金の総量を増やしてきました。
市中の現金と、金融機関が日銀の当座預金に預けて
いる資金の総量をマネタリーベースと言います。
日銀は、銀行の銀行なので、日本の一般の銀行は、
日銀にお金を預けています。この預けているお金に
マイナス金利をかけて、さっさと市中にお金を
回しなさいという政策を日銀はとっています。
これをマイナス金利政策といって、今では先進国では
日本のみとなっています。
諸外国はインフレ退治でマイナス金利とは決別しています。
黒田総裁の頑固さ
頑なに量的緩和政策を堅持しているのは黒田総裁ですが、
マネタリーベースのの伸びが鈍化しており、
7月の伸び率が2.8%と20年4月依頼の低い水準
となりました。
日銀は、量的緩和政策には微塵の影響もないと
ポーカーフェイスですが、市場に見透かされてます。
日本もいよいよ量的緩和の出口が見えてきてます。
当然、円が減るので円の価値が上がるため、
円高に振れます。
長期的には超円安は考えにくいので、円が落ち着いて、
日本の貿易赤字も解消されてくるでしょう。
円高になれば原油安になるので、インフレ率2%を切る
かもしれません。
我々中小企業は、安売りと決別し、自社の競争力を上げて、
賃上げできるベースを作って、緩やかなインフレを作る
気概で経営していきたいですね。
経営者にも、マクロ経済を身に付けるのが当たり前の
時代がくるといいですね!!