行き過ぎた円安
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
1ドル=145円まで進んだ段階で、過去最大の為替介入が
行われました。
既に150円付近まで円安が進んでしまっていますが、
再度の為替介入があると思わせるだけで一定の抑止力
が働くと思います。
この円安が一体、日本にとってどのような影響があるのか
一緒に見ていきましょう。
みずほ証券の試算
日経の記事で、みずほ証券チーフエコノミストの小林氏の
試算では下記の様になっています。
『10%の円安が企業の輸出に与える影響は、4.3兆円の
プラス、輸入には4兆円のマイナス、差し引き2800億円の
プラスでほぼ拮抗している。家計などの企業以外の部門では、
2.6兆円のマイナスで、「GDPで見れば円安は下押し要因」
(小林氏)だという』
となります。
色々な意見もあると思いますが、このような分析結果が
日経に載せられたことに大きな意味があります。
日本の進む道
今回の円安は、日本の競争力が急に落ちたのではなく、
米国の急ピッチな利上げによる、日米金利価格差なので、
米国次第ということになります。
米国の消費者物価は8月は8.3%であり、7月より縮小
しています。
FRBの利上げは、今年度末には収まり、日米金利差が縮まる
ことで、円高に振れるとの予想も出ています。
我々日本企業にできることは、円安に耐えて、値上げができる
環境を整えていくことです。
国内でサプライチェーンを作るという動きも始めていきたい
ですね。
この危機をイノベーションの機会と捉えて、チャレンジ
していきたいですね!