円高・ドル安基調へ
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
つい先月は『円安』ブームでしたが、その流れが
ガラッと変わりました。
日本国悲観論もスパッと消えました。
一体どうなっているのでしょうか?
米国消費者物価指数
10月の米国消費者物価指数が前年同月比
6.0%の上昇でした。
11月も7.1%の上昇で、5ヶ月連続鈍化です。
ふた桁に迫っていたインフレが随分と落ち着いた
恰好です。
当然、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを急が
なくて済むため、日米金利差が大きく広がらない
ということになり、円を買い戻す形になります。
日本株価も日経平均で2万7000円~8000円となり、
海外からの買い越しになっています。
海外勢は、11月第四週で9800億円の買い越しのようです。
日本国悲観論は消えた
1ドル150円付近をつけていた円安時には、日本の
構造的な経済力の低下、いわゆる悲観論が出回って
いましたが、米国のインフレが収まってくると、
サクッと、消えてなくなりました。
しかも、海外勢が日本株を買い越しですから、全く
悲観論が説得力を持ちません。
エネルギー価格も国際相場は抑えれています。
7月あたりは1バレル120ドル付近で大騒ぎ
でしたが、最近は70~80ドルで落ち着いています。
(これ以上下がると米シェールオイルがきつい)
エネルギーの輸入価格上昇で『大赤字』という
理屈もそろそろ通らないですね。
今回は日本はうまく乗り切れる道筋が見えて
きましたね。
ここで一喜一憂せず、工場を日本に回帰させ、
日本で雇用を増やし、実質GDPを上げていく
努力をしましょう。
(TSMCが熊本に来て大量の補助金を出しますが、
この動きは大歓迎です)
ここで消費を抑えてデフレに戻っては絶対に
いけません。
個人店の安売りを絶賛するメディア番組は、
今の段階では本当に止めて欲しいです。