米地銀FRCが破綻
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
米国の地銀であるファースト・リパブリック・バンク
が破綻して、JPモルガンに引き継がれました。
リーマン級の不況にはならないことを祈りたいです。
読み解いていきましょう。
FDICが8割負担
破綻会社を押し付けられる形のJPモルガンですが、
米国では大きすぎて実質M&Aができないので、
ラッキーなのです。
米国法では米国全体で10%以上の預金、米州で30%
以上の預金シェアを持つことが禁じられています。
JPモルガンは、今回のような破綻銀行の処理くらい
でしか、業容の拡大ができないのです。
しかも、FRCに隠れ負債があり損失がでた場合は、
FDIC(米連邦預金保険公社)がその8割を保証する
ようです。さすが抜け目がないですね。
血税を使わないのか?
欧州のクレディスイスのUSBによる買収、今回の
JPモルガンによる買収で、何とか血税を使わない
に処置しているように見えます。
しかし、USBにはスイス政府から損失補填の
90億フランの保証、今回もJPモルガンにも8割の
保証と結局は、公的機関のお金を使うことに
なりそうです。
公的機関の原資は血税の一部なので、結局は
市民が負担をする形となります。
ただ「間接的」なので、単純に血税を使っている
ように見えなくしているだけです。
非常に巧妙ですね💦
日本だけでなく、欧米の状況を今後も注視して
いきましょう。