住宅ローン向け利下げ
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
中国人民銀行(中央銀行)が事実上のマンションローン
金利を下げる政策決定をしました。
実際のマンションローンは4.25%程度まで下がる
との予測が出ています。
日本は住宅ローン金利は0%台のため、かけ離れて
いる印象もありますが、マネーの行き場としての
不動産は外せないので、論じていきます。
中国の不動産市場
皆さんもご存知のように、中国は国土が広く、
持続的な経済成長のためには、地方経済の活性化は
必須となります。
脆弱な産業誘致を補完するために、地方政府による
不動産開発支援が活発であり、結果、
誰も住まないマンションタワー群、
いわゆるゴーストタウンが増えています。
不動産大手恒大グループの債務不履行問題も
くすぶっているなかで、中国は日本のバブル崩壊を
避けようと必死にハンドリングしています。
今回の利下げはマンション投資を過熱感を『少し』
戻したいという意向が見て取れます。
難しい舵取りだなと、本心から思います。
日本のマンション市場
日本は、東京の一部の地区、港、品川、目黒、湾岸
エリアのバブルが続いています。
0%台の超低金利住宅ローン競争もあいまって、
バブル崩壊を防いでいます。
東京オリンピック後にバブルが弾けると言われて
いましたが、未だに持ちこたえています。
首都圏の新築マンション平均価格は6260万円で
更に上昇を続けています。
しかし、郊外は神奈川、千葉の一部のみが少しだけ
値上がっているだけで、一極集中型になっている
のが特徴です。
郊外まで万遍なく不動産価格が沸騰したバブルの
時とは様子が違うことだけは理解して
おいた方が良いです。
中国脅威論も修正した方が良い
中国も日本と同じく、不景気ぎみなので市中に
お金を放出したい(通貨安になっても黙認)気持ちが
優先しています。
中国は日本での爆買いのイメージがありますが、今後は
減ってきます。今は5月下旬ですが、円に対して
ここ1ヶ月は元安です。
『強い元で、日本で爆買い』は
過去の話です。
慎重に見極めて中国と付き合っていく必要が
あります。
我々経営者に言えることは、中国に進出すれば
好景気で大きく事業を成長できるという話は
昔の話ということです。
中国も成長の壁を迎え、日本にチャンスが
回ってきたと捉えるべきでしょう。
ここからが知恵の絞りどころですね!