急激な円高へ
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
円がドルに対して急激に高くなってきました。
130円台後半にまで高くなりました。
(また戻して140円付近にいます)
今までは150円を突破する円安が騒がれて
いましたが、何でこのようなことになるのでしょう?
一緒に見ていきましょう。
米国の消費者物価指数が原因
10月度の米国の消費者物価指数(CPI)が出ました。
総合指数で7.7%
コア指数(食品、エネルギー除く)6.6%
と市場予測をわずかに下回りました。
10%を超えるかも、と言われていましがが、明確な
インフレ熱が冷めてきたことを示したと市場は
読み込みました。
急にインフレが落ち着きを見せたので、逆サプライズ
になった格好です。
利上げが鈍化
こうなるとFRB(米国連邦準備理事会)が、政策金利の
伸びを抑制する方向に動きます。
パウエル議長は、利上げスピードを鈍化させるとの発言を
したようです。
米国の株価も上昇で、歓迎ムードですね。
ちょっと一息といったところでしょうか。
円高に振れる
米国の利上げペースが鈍化すると、日本の政策金利との金利差
がこれ以上大きく開くという懸念が薄れてきます。
金利の高い米国へ資金が流れるという強気の予測が、
一瞬薄れました。
こうなると一気に資金が逆回転を起こします。
特に、ヘッジファンド系が、一斉にドル売りをして円高を
演出したのでしょう(個人的な予想)。
日本としては、投機的な資金が一旦落ち着きを戻したので、
一安心といったところでしょうか。
しかし、米国もまだまだ油断できず、欧州は今後も10%近い
インフレになる予測です。
日本は世界に比べたら、ほぼ無風状態ですが、この世界的インフレを
千載一遇のチャンスと捉えて、業態転換を起こしていきましょう。
デフレに戻っては絶対にダメです!