円高基調続く
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
1ドル=164円まで円安が進みましたが、
一気に円高に振れ1ドル=145円で揉み合っています。
これから一体どうなるのでしょうか?
円だけ大幅上昇
7月~8月の各国の通貨上昇を比較すると、
ポンド、ユーロ、フランも上昇していますが、
円の上昇が世界トップとなっています。
それだけ、一気に上昇したことになります。
米国の利下げ観測が確実になったことが原因です。
今後も、米国の利下げは確実視されているので、
日米金利差が縮まり、円高基調になります。
極端な円安はないと思っておけばOKです。
物価が下がる
円安が収まると、消費財を輸入に頼っている日本には、
物価下落要因となります。
スーパーの食品の値上げが止まるので、消費者には
分かりやすい、恩恵となります。
ここからが大事で、慌てて企業が値下げ競争を始めて
しまうと、デフレに逆戻りとなります。
特に、円高還元セールなどが起きたら、要注意です。
長期金利を先に上げてしまう作戦
なので、日銀は金利を上げて起きたいのです。
7月に慌てて、政策金利を0.25%目途に引き上げると
発表したのは、利上げするチャンスが今後狭まると
判断したからでしょう。
さらに、国債の買い入れをほぼ半額にすると日銀は
言っています。
これは何を意味するのかというと、国債の価格を下落
させることで、主に10年ものの金利を上げる作戦です。
一般的に長期金利と言われている指標で、長期金利を
上げてしまえば、金利のある世界が維持され、デフレ
に戻りにくいということになります。
緩やかなインフレになるように
政府が目指しているのは、円高でも円安でもない水準
1ドル=120円~130円で、緩やかなインフレ(CPI2%)
となります。
長期金利をUP方向にコントロールして、短期金利の引き上げ
余地を残し、カードを持っておく作戦です。
我々経営者としては、過度な値下げ交渉はしない、
過度な値引きもしない、人件費に関わる対価を正当に
計上し還元する。
これを守りたいです。
景気の『気』は、気持ち、空気、雰囲気を意味します。
デフレマインドに戻らないように行動したいですね!!