大卒初任給賃上げ
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
大卒初任給が4割(プライム165社)の企業が
引き上げるとのことです。
特にIT関係は、外資系コンサルとの競合になる
ので、引き上げないと全く良い人材がこない
そうです。
何が実際に起こっているのかみていきましょう。
平均賃金が上がらない
先進国で日本とイタリアが平均賃金が
ここ30年で横ばいです。
日本とイタリアは、確かに同じ雰囲気
ですね。。。。
数字を見ていきましょう。
平均賃金1990年⇒2020年の推移(ドル)
アメリカ 46975⇒69392
ドイツ 40000⇒53745
カナダ 40000⇒55342
日本 36879⇒38515
(OECD「Average wage」より)
日本は先進国で取り残されています。
ちょっとは上がっていますが(汗
労働分配率は意外な結果
日本の平均賃金が低いから、
労働分配率も低いだろうと思われやすい
ですが、実際は違います。
少し古いデータですが、
2015年(みずほ総研作成)
アメリカ 78%付近
EU 73%付近
日本74%付近
日本も数字的には、検討しています。
結局は日本の稼ぐ力が弱まったので、人件費の総額
を上げられないということが見えてきます。
どこに厚く配分するのかがカギ
つまるところ、ベテランへの人件費を減らして
その分を若年層に回すということを大企業は
やっているのです。
55歳で役職定年で年収を落とすということも
工夫してやっています(私は否定派ですが)。
終身雇用が壊れたと言われていますので、
若年層への配分を厚くするのはトレンドに
なると思います。
中小企業はどうする?
我々中小企業は、中高年のノウハウを維持しつつ、
若年層への希望も同時に叶えるという難しい
舵取りを迫られます。
企業を緩やかに成長させ、人件費の絶対額を
上げていくのが王道です。
企業を成長させ、ポストを作って、若手に
希望を持ってもらい、中高年も長く働いて
もらいノウハウを維持していくことが大事です。
困難な道かもしれませんが、そこを目指して
お互いの頑張りましょうね!
無理難題を解くのが経営です。シビれますね!