一気に円高へ
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
1ドル=140円90銭あたりまで一気に円高が
進みました。
つい1ヶ月前は1ドル=160円を超えて政府が
円買いの為替介入をしていたことがウソのようです。
今後はどうなっていくのでしょうか?
円高傾向は続く
円が動く理由としては、米国の金利との金利差が
ものをいいます。
米国は0.25~0.5%の利下げは、織り込み済み
なので、日米金利差が縮まる傾向にあります。
対ユーロでも、1ユーロ=175円付近を山に、
今では1ユーロ=156円付近をウロウロしています。
対ユーロでも『明確な』円高なのです。
こうなると、円は海外通貨に対して全面的に円高傾向に
なり、今後もこのトレンドは続く可能性が極めて高いです。
日経平均は下がる
円高傾向がほぼ確定的になると、日経平均は下げます。
海外勢が売り越しをするからです。
ここ1ヶ月で明確に海外勢は売り越しとなっています。
半年前は、日本個人は売り越し、海外勢は買い越しでしたが、
今は全面的に売り越しとなっています。
海外マネーは、儲けが出る市場を世界中で探し回るので、
『日本株がアツい』と言われた時期は過ぎたと思った方が
良いです。
従って、日経平均が5万円、6万円という流れは、
近年ではほぼなくなったと思いましょう。
低温経済に戻らないように
極度の円安状態を脱出したのは良いことです。
今の状態は、日本政府が描いていた状況です。
一時的な株安は甘んじて受け入れるべきです。
要するにここからが大事なのです。
海外マネーがどうすれば日本市場に帰ってくるかを
真剣に実行するときなのです。
株安⇒不景気⇒値引き歓迎ではなく、
円安修正⇒海外原材料高騰落ち着く⇒国内取引に利潤を出す
⇒その利潤を従業員に返す⇒消費者の購買力を上げる
⇒デマンド型インフレ
この流れとなるようにするのです。
ここでデフレマインドに戻ってはなりません。
政治も、ウソかホントか、与野党、一旦改革ムードです。
(政治はある意味パフォーマンス業として、入れ込まず、
俯瞰で見ておくのが私の信条です)
気を引き締めて前を向きましょう。