ウインドフォール課税スタート
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
英国が政権の人気取りのために、エネルギー企業に
課税を始めました。
ウインドフォール課税といい、基本的には
避けるべき政策です。
たまたま吹いた風で棚ぼた課税という意味
みたいです。
何が起きているのでしょうか?
エネ企業は空前の利益
脱炭素!!
と叫びながらも、石油、ガス会社は空前の利益を
上げています。
2022年の第一四半期
米エクソン 純利益2倍
英シェル 純利益2.8倍
日本のENEOSは2022年3月期決算
純利益4.7倍 5371億円
過去最高益です。
政府の旗印とは真逆で儲かっています。
私も石油業界の人間で複雑な心境ですが、
皮肉な話です。
英国の追加課税
英国では石油ガス会社の利益に対する
表面課税を
40%→65%へ一時的にUP
するものです。
これを資源高騰のための消費者支援の
財源に充てるそうです。
色々と賛否両論あるみたいですが、
この課税の論争は、他の方にお任せします。
脱炭素は本当か?
これらの動きからみても、『脱炭素』こそ
虚しい表面的な取り繕いにしか見えないのは
私だけでしょうか?
世界のエネルギーは、石油、ガスに頼らざるを
得ないのです。
2015年の統計ですが、
世界の最終エネルギーで、自然エネルギーは
全体の19.3%しかありません。
出所 GSR2017
我々中小企業は、トレンドに流されずに、
大きなお金が動く市場で、安定的に適正利潤を
頂ける商売に身を置くべきです。
流行りに乗り過ぎても、全く乗らないのもダメです。
ですが、大きな潮流だけは抑えておかないと、
社員、家族、取引先に迷惑をかけてしまう
結果になりかねません。
トピックを追わざるをえない、経済記事
にも事情があります。
でも流されないように気を付けましょうね。