2代目お坊ちゃん社長ブログ

インド 中国離れか??

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インドが中国企業を締め出し

こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。

ここにきてインドが中国企業vivoなどのハード企業

tiktok、ウェイボー、バイドゥなどの中国アプリ59社禁止、

自動車工場買収禁止など、強硬手段に出ています。

一体何が起こっているのでしょうか?

インドの独自外交

インドはロシアウクライナ戦争でも、中立の立場を取り、

欧米追随には動きませんでした。

中国は、これからも人口が増加するインドを経済圏

として取り込みたく、対印貿易を増やしてきました。

インドは慢性的な貿易収支赤字国家で、対中赤字は

10年前から約3倍の700億ドルまで膨らんでいます。

貿易赤字の半分程度を中国が占めています。

当然、インドは面白くありません。

RCEP(日本、中国、東南アジア15か国による

経済包括協定)にも不参加と決め込んでいます。

より中国製品が低関税で侵入してくるからです。

中国企業の進出にも拒否

貿易赤字なら、対印投資を求めるのがセオリーですが、

今回の措置で中国による対印投資も凍結したい

思惑が見えました。

その代わりに、アップル、TSMC(台湾系半導体受託)

など中国本土撤退を目論む欧米追従企業の対印投資を

促す動きもしています。

インドが政治的中立を保っているので、欧米系の企業は

比較的インドへ進出しやすいでしょう。

国境付近での印中紛争が火種

2022年6月に印中国境付近で残忍な戦闘があった

ようです。大手日本メディアは報じていません。

印中の取り決めで銃などの武器が禁止されているので、

原始的な戦闘で多数の死傷者が出たとの報道もあります。

今回の凍結措置はその報復とも取れる説もあります。

日本としては、インドは政治的中立を保っているので、

上手に付き合い、インドの対米窓口になるという重要な役割が

ありますね。

海外ビジネスを考えている方は、インドは長期的に

右派左派的な政治リスクが少なく、人口も確実に増えるので、

開拓余地はあると思います。

アンテナを張っていきましょうね!!!

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