人民元安の展開
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
4月末時点で、1ドル=6.50台を割れ21年以来の元安水準に
なっています。
ドル独歩高が進行し、日本と同じ理屈で元安に大きく振れて
います。
さて、どのように我々は中国と付き合っていけば良いでしょうか?
ロシア寄りを修正か
銀聯カードがロシアの銀行との取引を中止するなど、
中国がロシアと一定の距離を持つとの報道が増えています。
中国はロシアと同じ穴のムジナと見られるのを避けたい
意向があると透けて見えます。
これは一定の評価をして良いと思います。
イデオロギーに起因する反中記事は気を付けましょう。
ゼロコロナ政策
北京、上海などでのロックダウンは違和感を覚えます。
そこまで共産党政権が、コロナ抑え込みに執着するのは、
国の主君は完璧という幻想を国民に与えたいとの思想の
現れと思います。
当然、経済的には合理的ではないので、経済の下押し
圧力になります。
どう付き合うべきか
一部の経済紙では中国発のアジア通貨危機の再来も注視
との論説もありますが、経済成長率が5%~7%程度を
維持している現状を見ると、中国発の通貨危機というのは
考えにくいと思っています。
平均年収は日本円換算で100万円~130万円と
まだ低いものの、都市部の年収は日本より高いのが実情です。
安い労働力という見方は崩れています。
私は、中国でのローコストオペレーションのメリットは
小さくなったので、少しずつバランスを取りながら、
国内回帰して新産業の創出に力を注ぐべきとの意見です。
さて、頭を捻って、日本で勝負しましょう!!