食材を国産品に変更
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
大手企業の食材材料が国産品に切り替わってきて
いるそうです。
シャトレーゼはバターをニュージーランド産から
国内産に切換え8割まで比率を上げる計画。
セブンイレブンやニチレイも、加工用チキンを
タイや中国産から国内に切り替えるようです。
果たして何を意味しているのでしょうか?
企業物価指数が高い
物価指数には、
・消費者物価指数
・企業物価指数
があります。
企業物価指数は、前年比で8~9%UPと
看過できないインフレを起こしています。
一方、消費者物価指数はエネルギー込みで
2%強と低いのが日本の実態です。
経済評論界では『K字型』と言われている
そうです。
企業物価指数は非常に高い値であり、企業
としては看過できない状態です。
どうせなら国内産へ
コロナ前までは、コスト的に安いから海外産を
使っていた企業が、国内産へ切り替えを急ぐのは、
理由があります。
海外調達コストと国内調達コストがほぼイコールに
なっているからです。
それならば、わざわざリスクの高い海外産より、
目の届きやすい国内産へ切り替えるのは、普通の
考え方です。
日本経済的にも、食材の輸入が減るので、円売が
抑制され、貿易収支の改善につながります。
さらに、海外へ逃げていたお金が、地方の生産者に
回すので、お金が日本の隅々に行き渡ります。
その結果、地方で雇用が生まれ商品購買力が
高まります。
食料自給率も高まります。
国内の生産者は、JAを通して安く大量生産するのではなく、
企業と直接取引をして適正値で、適正量を生産し、
すべて売り切るという契約をすべきです。
この現象をポジティブに捉え、内需を拡大して
いきましょう!