中国は利下げの方向
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
先進各国は利上げを急いでいますが、中国は
日本と同じく政策金利据え置き、もしくは
長期的に利下げポジションにあるようです。
一体、何が起こっているのでしょうか?
インフレ基調ではない
2022年の平均のインフレ率は2.08%と、
比較的軟調な動きを示しています。
2017年・・・1.56%
2018年・・・2.11%
2019年・・・2.90%
2020年・・・2.39%
2021年・・・0.85%
とほぼ2%をウロウロしています。
不動産市場に急ブレーキ
中国当局は、不動産バブル抑制のために
不動産金融規制を実施しています。
更に、ゼロコロナ政策のあおりで、雇用状況が
悪化し、庶民には住宅ローンなんて組めない!
という環境となってしまいました。
更に、不動産価格の上昇が見込めないため、
無理をしてローンを組む法人も減りました。
不動産市場については、当局は冷やし過ぎた
感がありますね。
政策金利を上げることはできない
ここで政策金利を上げてしまうと、余計に
不動産市場を冷やすので、中国としても金利UPは
許されない状況です。
日本は中国とは逆で、不動産市場は活況が続いて
いますが、政策金利を抑えないと住宅ローンや
企業の設備投資よる借入が減少し、国内市場が
クラッシュしてしまうという文脈は同じです。
当面米国との金利差による元安ポジションになります。
今日はひとつだけ、
中国は、日本化しつつあるという事実は覚えて
おきましょう。
目まぐるしく世界の環境が変わりますね!