中国利下げ今年3度目
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
中国の政策金利に相当する最優遇貸出金利
(LPR、ローンプライムレート)の利下げが
止まりません。
欧米諸国はこぞって利上げをしているのに、
中国は真逆です。
一体何が起こっているのでしょうか?
家計金融資産
中国の家計金融資産は増える一方です。
2022年1~6月に約200兆円増えました。
20年末で中国の家計金融資産は約3000兆円
なので、日本の2000兆円より多くなっています。
アメリカは1京円を超えています。
10000兆円を超えているということです。
金をじゃぶじゃぶにしても使ってくれない
中国には所得不安が強まっており、人民銀行の
アンケートでは、所得が今後減るという人の数が
増加の数よりも増えています。
右肩上がりの成長はもはや過去の話ということです。
インフレ率も2022年4月で2.08%なので、
日本とほぼ変わらない状況です。
インフレ率が低いので、中央銀行は金を市中に
ばらまきたいので、政策金利を低くしているのです。
でも、家計の金融資産が増えているということは、
『流動性のワナ』
にはまりかけていることを意味します。
中国とどう付き合うか
頼みの綱の不動産もバブルが崩壊しかけており、
(すでに崩壊しているとう説もあります)
マネーが行き場を失っています。
老後の不安から家計は金をため込みます。
爆買いは過去の話です…
日本のようにこのままダラダラと低成長経済に
入る可能性が高いです。
世界は中国という「成長ドライバー」を失いました。
よって、
変化を起こしたいので、台中緊張をさせるのです。
今は様子見で良いと思います。
きな臭くなってきました。
嫌な事ですが、
戦争リスクも頭に入れておきましょう。