2代目お坊ちゃん社長ブログ

原油は上がり続けるか?生活の影響は?

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原油は一旦落ち着きを見せる

こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。

一時期は1バレル=130ドルをWTⅠで記録した原油ですが、

4月11日時点では96ドル辺りを指しています。

一旦、原油高騰は避けられたと思います。

今後はどうなって、我々の生活にどう影響がでるのでしょうか?

劇的な値上がりはほぼなし

私もガソリンスタンドを経営しているので、原油の値段は

注視しています。

世界的な状況を見ると、大幅な上昇はほぼないと言える

でしょう。4つの理由があります。

理由その1

ロシア産の原油が格安で中国、インドに流れる。

特にインドは純輸入国で、イラク、米国などから輸入しています。

中国はサウジ、ロシアから主に輸入しており、今後は特に

ロシアからの輸入が増えると予測されます。

理由その2

OPECが積極的な増産はしないが、減産もない

OPECは90ドルあたりでも十分に利益が確保されるため、

極端な増産、減産もしないと思われます。

近年の脱炭素の流れから、今の原油掘削施設を維持していく

可能性が高いです。大きな投資もしにくいでしょう。

理由その3

イラン、ベネズエラが増産か

イランは経済制裁解除の見返りに、原油の増産を発表しています。

米国と利害が一致するので、増産余地は高いです。

ベネズエラは政情不安定のため難しいかもしれません。

理由その4

アメリカがシェールオイルを増産

脱炭素でシェールオイルは投資が集まりにくいですが、

原油価格が90ドル辺りで推移すると、単に儲かるので、

シェールオイル業者に投資が集まると予測されます。

あとは、一時的ですが中国が新型コロナで上海での

ロックダウンで、原油需要が落ちるのは、原油価格の

下落要因になります。

日本の取る道

当面80ドル~100ドル前後で原油は推移すると予測されます。

イランが解禁されれば、1990年代のようにイランを増やせば

良いと思います。

ロシアからの原油は安全保障の関係から減らしていくべきでしょう。

それでも原油は高止まりが続くと予測されるので、省エネ技術を

もっと磨くべきです。

原油の輸入量は1997年をピークに35%程度低下しており、

徐々に減らしており順調ですが、ペースを緩めてはいけません。

石油ショックの時のような、節電、節エネは必要ないですが、

我々も無駄はないか、良く点検していきましょう。

省エネ産業は、これからもっと熱くなりますよ!

経営者として、大きな流れを掴みましょう!

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