原油が続落している
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
原油が続落しています。
国内ではガソリン高が叫ばれているのに、原油は
きっちりと下がってきています。
一体どうなっているのでしょうか?
ロウ戦争の影響は軽微
ロウ戦争が始まった2022年3月頃は原油は一時
1バレル=130ドル付近まで一気に上昇しました。
先進国によるロシアの原油輸出が禁止される憶測が
出たからです。
しかし、その思惑は今のところ外れています。
中国、インドがしっかりと割安なロシア原油を買い付けて
います。
ロシアは痛くも痒くもないです。
IEA6月報告
2022年5月のロシアの原油・石油製品の輸出は、
2021年平均で(日量750万バレル)に比べて
日米欧⇒110万バレル減
トルコ⇒10万バレル増
中国⇒40万バレル増
インド⇒80万バレル増
であり、結局日米欧の輸入を減らした分を相殺
してます。
しかも、原油相場の上昇で、ロシアの輸出収入は
50億ドル以上増加しているのです。
インフレは落ち着く
ロシア制裁は不発と言え、何とも言えない感想ですが、
原油高に起因した高インフレは、今後は収まってきます。
特に欧米のインフレが落ち着けば、金利下落圧力になる
ため、日本との金利差が縮まり、円安にも歯止めが
かかります。
日本の貿易収支も改善してきます。
我々経営者は、今は、辛抱の時で、会社を守りながら、
サービス開発を行い、安値競争に入らない独自の
ポジショニングを作っていくように心がけたいですね。
経営はシビれますね!!!