欧州のインフレ率が高い
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
ユーロ圏のインフレ率が高いままです
欧州中央銀行(ECB)は政策金利の利上げで
対抗していますが、追いつきません。
このまま欧州はどこへ向かうのでしょうか?
米インフレより高い
9月のユーロ圏の消費者物価指数は
10.6%
6ヶ月連続で上昇です。
米国は8%台で少し落ち着きをみせていたので、
対照的な結果となっています。
欧州中銀は、政策金利で0.75%とうい
大幅利上げを決断し2.0%としました。
インフレは続く
このインフレはまだまだ続くと予測されています。
ユーロ圏の8月の生産者物価指数43.0%と
異常レベルです。
日本で同等の企業物価指数は9.0%なので、
格段の違いがあります。
企業側の物価指数が高いということは、
消費者への転嫁が進まず、今後じわじわ転嫁が
起こる予兆です。
従って、欧州の消費者物価はまだまだ上がり
続けると予測されます。
イタリアなど南欧が厳しい
イタリアの10年国債は4%を超えています。
スペインの10年国債も3%を超えてます。
この現象は欧州中心の利上げとは関係なく、
これらの国の信認が低下して、単純に国債が
売られているからです。
欧州中銀が政策金利の利上げをすると、更に
南欧の国債金利が上がり、国債のデフォルトリスクが
高まります。
ここが欧州は難しいところなのです。
それぞれの国の国力があまりにも違いすぎます。
なのでウクライナ等は加入が困難なのです。
アメリカの様に各州の力が平均的にこなれてくるには、
数世紀単位の時間がかかります。
欧州は自己矛盾を露呈する形になっています。
経済学者が良い知恵を見つけるしか、解決方法は
なさそうです。
欧州からは目が離せませんね。。