2代目お坊ちゃん社長ブログ

悪い円安と良い円安

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良い円安に突入?

こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。

最近の市中の論調では、日本経済が良い円安に

突入したとあります。

円安に「良い・悪い」はあるのでしょうか?

一緒に見ていきましょう。

為替に良い・悪いはない

円安、円高は主に対ドルに対して表現されます。

ドルが世界の基軸通貨で、原油の取引に使われて

いるのがその理由の一つです。

為替は、当事者国同士の金利に大きく依存しており、

金利が高い方の通貨が買われると捉えてください。

諸説論争がありますが、金利の変動で為替が動く

と基本的に理解しておきましょう。

良い円安とは

最近の論調では、輸入物価と輸出物価の伸び率で

2年ぶりにで逆転現象がおき、輸出価格の伸び率が

上回ったとあります。

端的にいうと、円安による原材料価格の上昇率よりも、

日本から輸出する財の価格の上昇率の方が、

上回ることで、日本経済が儲かる形になってきた

ということです。

そもそもの原材料、素材価格の沈静化が大きな理由

となります。

原油、小麦の国際的な価格もかなり下がっています。

円安円高が良い悪いと言っているのではなく、円安

により輸出で儲かる構造になってきたということです。

国内製造回帰

一方で、サムソン電子、インテルなどの錚々たる首脳が

岸田総理を訪問していました。

日本で半導体製造をするためです。

ここに大きな変化があります。

今までは、日本は製造コスト高なので、最も経済合理性の

高い地域で製造をする行動を企業は採用していましたが、

これからは違います。

国家間の争いがエスカレートすることで、企業が安全

保障を国家に求めるようになりました。

日本も、半導体製造装置は従来から国内製造でしたが、

半導体そのものも国内で製造しないと、今後半導体不足

に陥るという懸念があります。

半導体を製造するのが外国企業かどうかよりも、

日本国内で製造してもらうか否かの方が大事なのです。

これからは、ひとつの国家のなかで、半製品から完成品まで

一貫して製造する流れになりそうです。

さらに輸出で儲かるときたら、良いことだらけです。

日本の産業構造が大きく変わる可能性があり、

我々にはビジネスチャンス到来です。

情報を取っていきましょう!!

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