消費者物価指数上昇
こんばんは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
消費者物価指数が上昇していますね。
10月の総合指数では3.6%上昇です。
今後は4%も突破すると言われています。
さて、今後はどうなっていくのでしょう?
一緒にみていきましょう。
これからも物価は上がる
消費者物価指数は今後も上がります。
なぜなら、企業が価格転嫁ができていないからです。
企業物価指数は10月で前年比9.1%プラスです。
企業が仕入れる物価はとんでもないスピードで
上昇しており、消費者に価格転嫁ができていないのです。
従って、今後も消費者物価は緩やかに上がり続ける
と予測できます。
日銀利上げなるか?
消費者物価指数が上がっているのに、日銀はゼロ金利
政策を頑なに維持しています。
来年4月の黒田総裁の退任で、利上げになるという
論調も多いですが、本当にそうでしょうか?
「GDPデフレーター」
という指標があります。
D=N÷R
D:GDPデフレーター
N:名目GDP
R:実質GDP
Dは輸入インフレの影響を除いた実質的な国内の
需要の強さを示すと覚えてください。
実は、この値がまだマイナス0.5%程度なのです。
なので、国内においては需要はまだまだ弱く、
消費者物価指数は輸入インフレが主な原因と断定
することができます。
従って、日本は実質「デフレ」であり、景気を冷やす
利上げはできないという理屈になるのです。
米のインフレは、需要の高まりに起因するものと
FRBが判断しているので、思い切った利上げができて
いるのです。
利上げ論者は、最近増えているようですが、
政府が間違った政策を取らないように、国民は
チェックしないといけません。
(政治的スキャンダル報道に反応している場合
ではありません)