FRBが0.25%の利上げ
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
GW中に米FRB(連邦準備理事会)が0.25%の
利上げを実施しました。
またか、、と思われる関係者も多いと思います。
これからどうなっていくのでしょうか?
これ以上の大幅利上げは考えにくい
GW明けの大方の金融関係者の見方は、
これ以上は大幅利上げは困難というものです。
利上げにより債権価格が下がり、米地銀が連続
破綻するというシナリオが見え隠れするからです。
米国も急激なインフレは収まっています。
IMFによる消費者物価指数は2023年4月時点で4.52%です。
秋頃は10%に迫る勢いいでしたから、沈静化しています。
物価安定の仕上げ段階と見てよいでしょう。
円高がくる
米利上げ幅が収まってくると、円高に振れます。
日本が利上げしなくても、日米金利差が縮まると
予測されるため、円高に振れるのです。
5月下旬現在では、一時的に円安に振れていますが、
大きなトレンドでは緩やかな円高基調となるはずです。
為替はほとんど金利差で動いており、少なくとも
日本悲観論による円安をさわぎたてるのは筋違いです。
気をつけましょう。
原油安の動き
更に、原油も下がっています。
WTI(米国の指標)は、今年度最安値をつけています。
5月4日(時間外取引)に63ドル/バレルという安値を付けています。
ロシアが戦費調達のため採算度外視で増産し続けていようです。
緩やかな円高と原油安になると、日本にとっては追い風です。
巨額の貿易赤字が相当改善すると思われ、またいつもの
勝ちパターンに戻ります。
世界のマーケットからみても、日本のポジションは
強いです。
細部をダメ出しするような、日本悲観論に惑わされない
ようにしましょう。