実質賃金が上がらない
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
実質賃金の前年同月比の低下が止まらないようです。
賃金が上がらないと、なかなか消費に回らないと
言われていますが、本当なのでしょうか?
一緒に見ていきましょう。
先進国で賃金の上がらない国
コロナ禍でのインフレで、物価の上昇に賃金上昇が
追いつかないため、実質賃金の低下となっています。
しかし、ここ30年日本は賃金が上がっていないのです。
OECDの平均賃金では、
アメリカは1.5倍
韓国は約2倍
フランス、イギリスも30%程度UP
日本は5%程度のUPでしかありません。
今更、賃金が上がらないと騒いでいますが、
30年放置した問題を急に変えようとしても
無理があります。
ただ、日本はデフレが30年続いたので、名目賃金が
横ばいであれば、実質的な賃金は上がったのです。
アメリカが1.5倍となってうらやましい!、
となりますが、
ビックマックセットで数千円!?と言われるように、
物価がしっかりと上がっているのです。
日本だけが悪いというのは間違いです。
実はそれなりに心地よかったのです。
100円ショップにいけばそこそこハッピーに
なれるのは、私だけではないはずです💦
賃金が上がれば景気が良くなるか?
仮に賃金が上がっても、実際に消費に回らないと
景気は良くなりません。
コロナの定額給付金10万円が消費に回ったかと
言えば、疑問が付きます。
今消費を行っても、将来安定的に生活ができそうと
期待したときに、やっと消費が活性化します。
世界的な分断により、コスト最適化は修正され、
コスト高⇒物価高⇒インフレになるのは、
大きな潮流です。
インフレ化において、どうやって消費を増やして
いくのかをパッケージで考える時が来ています。
我々も、現金を持っていても、インフレによって
価値が目減りするという基本的なことを理解しましょう。
一筋縄ではいきませんが、基本的な理解をして
正常な経済活動をしましょう。