急激にユーロ安
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
1ユーロ=160円を切るという、いきなりの
ユーロ安です。
一体なにが起こっているのでしょうか?
ユーロ圏の物価が鈍化
11月のユーロの消費者物価指数(HICP)が、
前年同月比2.4%のプラスで、鈍化傾向が
鮮明になりました。
マーケットは、、利上げ据え置きどころではなく、
利下げもあり得るか?と推測したようです。
すると、一気に日欧金利差が縮まると予測され、
一気に円高になったと言えます。
日銀はラッキー
円はドルに対しては、ドル独歩安で、かろうじて
円高になり、対ユーロやフランに対しては、円安で、
円は絶対的に安いとい論調が11月は占めていました。
しかし、対ユーロで円高となると、一気に情勢が
変わってきます。
棚ぼた状態ですが、今後は円高への道が色濃くなるでしょう。
円安放置!!と批判されていた日銀はラッキーだと
思います。
日本には追い風
円安が修正されて、もうひとつの懸念の原油も
下がってきそうです。
OPECの減産協議が難航しています。
値段を吊り上げたいサウジがうまく加盟国をコントロール
できてないようです。
原油は緩やかに下がっていくでしょう。
こちらは政権にとってプラス材料となります。
日本が悪い、政治が悪い、日銀が無能だと、
日本批判が花盛りですが、結局マーケット次第の
ところがあり、日本だけが悪いとか良いというのは
筋違いなのです。
この追い風のうちに、緩和環境を続けながら、賃上げを
成功させ、緩やかな2%程度のインフレ状態を
目指したいですね。