当面は緩和維持
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
12月19日に日銀の金融政策決定会合が行われました。
結果は、緩和維持を続けるかどうか「なお見極め」との
ことでした。
さて、今後はどうなっていくのでしょうか?
市場は肩透かし
このタイミングで、マイナス金利の解除を市場は
想定していたようです。
12月7日に植田総裁は、「年末から年始にかけて一段と
チャレンジングになると思っている」と発言しました。
当然、利上げを意味すると誰でも思います。
思惑から一気に、円高に振れて一時期は1ドル=141円まで
円高が進みました。
想定金利1.9%
植田総裁が意図して「チャレンジ」発言をしたのかは、
不明ですが、それよりもサプライズがあります。
政府は国債利払いの想定長期金利を
1.1%(7年間維持)→1.9%
にすると発表しました。
これは「近いうちに長期金利が2%まで許容
されますよ」
というサインです。
来年は日銀の長期金利の抑え込みは弱まります。
政府が日銀の国債爆買いを「しなくてよいよ」と
暗に言っていることになります。
当然、短期金利も連動して上がることが想定されるため、
利上げは近いうちにくると思ってOKです。
大きな混乱は起きにくい
マイナス金利が解除されても短期金利がゼロ付近に
なるだけで、3%とかに急になる訳ではありません。
短プラ連動の変動金利に多少の影響はありますが、
今の固定金利水準を上回ることはないと思います。
来季の政府の歳出もやっと前年比マイナスになり、
補正予算も小型になると想定されます。
我々経営者は、低利で資金調達して、補助金などに
頼らずに自力でビジネスにアクセルを踏む時期に
来ています。
会社を伸ばすなら今がチャンスです。
頑張っていきましょう!!