国債購入の減額圧縮
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
日銀が国債購入減額を圧縮する公算が高まりました。
事実上の金融引き締めを一旦緩めることになります。
今後どうしていけば良いのでしょうか?
圧縮幅半減
日銀は超異次元の金融緩和により、発行国債の総額の
半分強を持つという異常事態となっています。
国債市場のメカニズムを正常化することを目指し、
国債保有額の圧縮をしてきました。
その圧縮のペースを緩めるという判断です。
四半期で4000億円圧縮のところ、半分の2000億円の
圧縮に留めることになります。
事実上の金融緩和
日銀としては政策金利を動かすと、あまりにもメディアの
叩きがすごいので、国債購入圧縮の減額という手段に
出たとみてよいでしょう。
超長期国債の金利が4%近くに急騰しているのも
その判断に拍車をかけています。
さらには、中東で新たな戦争が勃発し、日本経済に
ストレスをかける時期ではないと判断したと考えます。
どうすれば良いのか?
国債が消化されやすくなるため、政府は財政支出を
増やす余地が高まります。
ここ2ヶ月くらいプライマリーバランスが紙面を賑わす
ようになってきましたが、国債の利率も下がれば、
元の木阿弥でしょう。
国債が消化されると市場にお金が流れ込んできます。
結局は、あふれてくるお金を民間サイドがどう投資
するかにかかっています。
海外に投資するのではなく、そろそろ日本に投資する
段階に来ています。
世界的にも日本は高インフレ基調で、投資したものが
損にならない環境にあります。
日本に投資しても目減りするだけというデフレ30年の
感覚を捨てて、もっとニュートラルに日本の環境を
見ましょう。
日本に投資が集まれば、一時的には成長痛が出ますが、
賃金も上昇し、物価上昇に連動した安定高成長が
期待できます。
歴史的転換点を経営に活かすときですね!