円安トレンド
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
最近は、ドルに対して円安で、150円程度をうろうろ
しており、「良い円安、悪い円安」という議論も消えました
円安について整理しておきましょう。
世界的に円安
為替ときくと、どうしてもドルに対しての円というイメージが
強いですね。後はテレビで対ユーロが少しでるくらいです。
しかに、円は変動相場制を採用しているので、各国通貨に対して
常に価格が変動しているのです。
全面的に円安
韓国ウォン、シンガポールドル、ユーロ、スイスフランになど
主要通貨に対しても円安です。徐々に円安が進んで、少なくとも
円高にはならない状態です。
しかし、中国元に対しては、円高になる局面も見られています。
中国は日本と同じ緩和策なので、世界的に元安なのです。
ガンガン輸出しよう
トヨタを初め輸出型企業が空前の利益を上げています。
普通輸出が強化されると、海外がモノを買うために円を買い、
円高に振れるのですが、今は円安が定着しているので
輸出し放題です。
工場が国内回帰すれば、更に輸出を増やせます。
即ちGDPが増え、国内にお金が回るのです。
今までは円高対策で海外工場を建てて、海外売上になって
しまうため、日本の国内GDPが増えない理屈となっていました。
企業活動は活発になっても、日本にお金が回らず、国民が
潤わない原因でした。
舵取りを間違えるな
日銀は景気を冷やす必要はなく、国内の設備投資の改善を
促し、銀行が貸しやすい環境を作る局面です。
ただでさえ、コロナ融資の返済に詰まって倒産が都内で
72%増です。保証協会の代位弁済も大幅増です。
企業は今は苦しいのです。ここの感覚を分かって欲しいです。
今は、低金利による円安放置とメディアに批判されても、
無理に金利を上げて景気を冷やす時期ではなく、
やる気のある企業を活かしきるタイミングなのです。
我々経営者も、今が一番しんどいですが、乗り切りましょう!