黒田総裁の一撃
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
日銀の事実上の金融緩和策からの転換から
少し時間が経過しました。
投機筋は、更なる空売りで攻勢をかけている
ようです。
一体これからどうなるのでしょうか?
長期プライムレート
個人でも、法人でも金融機関から長期(1年以上)
で借り入れを起こすことが普通です。
この際の、最優遇金利を長期プライムレートと
呼びます。
(最優遇金利というのは有名無実ですが )
みずほ銀行が発表するのが通例となっています。
昔の政府系金融機関がみずほの前身なので、
そのようになっていると理解しています。
(日本興業銀行が混ざっていますからね)
2022年2月10日⇒1.10%
2022年6月10日⇒1.20%
2022年9月9日⇒1.25%
となっています。
徐々に上がっており、変動金利の上昇に
つながるサインがでています。
長プラ連動の固定金利の住宅ローンは、
金利上昇は避けられないですね。
日銀なりの理屈
日銀は事実上の金融緩和をしておきながら、
更に大量の国債を購入しています。
実は、無制限買い入れしていたのは10年長期債
だけだったのですが、この買い入れ対象を
様々な期間の国債に増やしているのです。
日銀からすれば、『10年債は少し買い入れを緩く
したけど、他の国債は買いまくるからね』という
ことで、全体的な金利上昇を抑える覚悟なのです。
うまく立ち回ったものです。
世界のリーダーとして感心します。
当然、市場を疑心暗鬼にさせるには一定の効果
があり、我々に大ダメージがないようにしてくれて
いるのです。
国債が大暴落したら、一気に日本が沈みますので。
ここ数か月なんとか、のらりくらりやり過ごして、
次の総裁も同じスタンスで引き継げれば(2023年4月)
御の字でしょう。
ここ半年はかなりしびれますね。