物価高が13ヶ月ぶりに鈍化
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
都区部の現象ですが、2月の消費者物価上昇率が、
2020年の平均を100として、1年前の100.4から
103.7に上がり、上昇率は3.3%となりました。
13ヶ月ぶりの減少となりました。
一体何を意味しているのでしょう?
カラクリがある
物価上昇の鈍化の理由は、政府の電気、ガスの
支援策が原因です。
電気⇒価格が1.7%下落
都市ガス⇒上昇率が19.3%下落
これが大きいです。
生鮮食品、エネルギーを除く指数は、
相変わらず上昇基調です。
プラス3.0%付近となっています。
インフレとみるかデフレとみるか
日銀の植田新総裁は、継続的なプラス2%の
物価上昇が安定的に継続するまでは、金融緩和を
続けると言っています。
論点は、「安定的」と言えるかということです。
今回の、上昇率の鈍化は、日銀には金融緩和
継続の追い風になるでしょう。
ヘッジファンドも、国債の売り込み一辺倒では
いかないと思います。
市場を疑心暗鬼にさせるには、この都区部の
物価高鈍化という事実は十分と思われます。
我々経営者は、マーケットの凶暴性とは一線を引いて、
賃上げをすべく、企業努力を続けましょう。