EU物価上昇がまだら模様
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
EUのインフレ率がまだら模様です。
そもそも性格の全く異なる国家が単に集合
しているだけですので、EUは非常に難しい
舵取りになります。
一緒に見ていきましょう。
スロバキアは二桁台
ルクセンブルク、スペインは6月時点で
インフレ率約2%のプラス
スロバキア⇒プラス10.8%
ドイツ⇒プラス6.8%
国家によってはインフレが再加速しています。
アメリカはインフレは落ち着いていますので、
非常に対照的です。
欧州の矛盾
こうなると欧州中央銀行(ECB)は利上げを
しなければなりません。
特にドイツのような主要国がインフレだと
利上げの方向になりやすいです。
スペインなにはインフレ率が落ち着いているのに、
政策金利が利上げになると、『冷や水』となります。
スペインとしては、政策金利は『維持』が好ましいのです。
EUは無理矢理、個別の国家をひとつの集合体にして
いるので、舵取りが難しいのです。
EU⇒通貨、金融政策
各国⇒財政政策
通常、
金融政策、通貨、財政政策は単一国でセットで
運用されるべきです。
EUでは、ECBの金融政策が引き締め、一方で加盟国の
どこかが財政政策で放漫支出ということがあり得るのです。
まさに自己矛盾を抱えています。
連邦共和国である米国に対抗したいという気持ちは
分かりますが、悩ましい制度を作ったものです。
日本は幸いにも単一国家なのでラッキーですね
日本人であることに、もっとありがたみを感じよう
と思います。