インフレ目標達成か
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
日銀が遂にインフレ目標達成を宣言しました。
いつものように、『しれっと』宣言しています。
市場も反応しています。
一体何が起こっているのでしょうか?
インフレ目標とは
インフレ目標とは、各国が緩やかに経済を発展させる
ために基準としているインフレ率のことを指します。
概ね2%プラスを目標としています。
緩やかに物価を上昇させて、経済のパイを大きくして、
世界的な人口増に耐える経済構造を作っていくことを
目的にしています。
日銀は『物価の番人』ですので、正にど真ん中の政策
となります。
日本は人口減を迎えていますが、人口減少のなかで、
経済を安定的に発展させるという難題をそもそも
抱えています。
インフレ率達成
8月末に、日銀がしれっとインフレ目標を達成した
と宣言しました。
また、独特の言い回しで、しれっと発言したものですから、
各メディアの扱いは非常に小さいです。
もちろん、大衆向けメディアのTVでは無視です。
(理由は簡単で、つまらなくて視聴率稼げないからです)
物価目標2%について、
「実現がはっきりと視界にとらえ垂れる状況になった」
と日銀の田村直樹審議会委員が発言しています。
『今更感』について
2023年から物価高が叫ばれて、2%なんで当の昔に
達成していると、一般国民は思っています。
これが日銀の分かりにくいことろで、
消費者物価指数(CPI)のマジックがあります。
コアCPI⇒生鮮食品を除く
コアコアCPI⇒生鮮食品とエネルギーなどを除く
しかも、エネルギーには政府の補助金がはいったり、
世界相場、政府の補助金(電気、石油、ガスなど)の
影響が入り乱れます。
日銀は、独自判断で、これらの指標を自己都合的に
使って、インフレ目標2%の達成には、心もとなく、
直ぐにデフレに戻ってしまうという立場を崩して
いませんでした。
しかし、今回の田村氏の発言で、デフレ懸念はなし
という見解を示しました。
これから、日銀政策は新たな局面に入ります。
異次元緩和の看板をゆっくりと下ろすかも知れません。
注視していきましょう。