円安が急ストップ
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
円安トレンドが逆回転し、一時147円の前半まで
円高が進みました。
さて、今後どうなっていくのでしょうか?
方向感を見失っていた
11月中はじわじわ円安が進むかと思えば、
151円程度で止まったり、方向感が見えなかった
のが特徴的でした。
日本は相変わらず緩和環境を日銀が堅持しているので、
じわじわ円安が進んでいました。
といっても、日銀の今のスタンスは現状追認なので、
相場に大きな影響はなかったと言えます。
結局米国に左右される
結局、米国の状況に日本円が左右される展開となります。
10月の米国の消費者物価が前年比3.2%と大きく鈍化
することが報じられると、一斉に円高に振れました。
日米の金利差が縮まり、ドルで運用するうまみが減るからです。
その後、FRB(連邦準備制度理事会)は利下げ間近か?
と報じられましたが、直ぐにFRBは曖昧なスタンスと
修正する報道が流れています。
今後の行方は?
今後は大幅な円安は考えにくいです。
日銀は、いわゆる国債の買い入れ(買いオペ)の金額規模を
500億円レベル(大体10%)で下げています。
『緩和するけど、緩和のレベルは少しづつ下げますよ』
というメッセージです。
このスタンスも、円安の歯止めとなります。
長期金利が0.6%台になっていけば、十分緩和的で、
住宅ローンなどへの影響も少なくなってくるので、
物価の番人としては、良く機能してくれてありがたいです。
国民は安心して消費活動をできるレベルです。
経営者としては、7~10年レベルでは、変動金利で
借入しても大きなリスクはほぼないと言えます。
設備投資や賃上げに動いていきましょう。