日銀のETF購入見送り
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
日銀が3月11日に上場投資信託(ETF)の買い入れを
見送りました。
遂に、動き始めました。
TOPIX下落なのに見送り
11日午前の東京株式市場では東証株価指数
(TOPIX)の前週末比下落率が2%を上回りました。
本来は日銀はETF購入し、下落を下支えするはず
ですが、今回は購入を見送ったのです。
遂に、『官製相場』のメッキが剥がれる時が
きました。
実はかなり買い控えていた
世の中、日銀についてはマイナス金利の解除ばかり
取りざたされていますが、日銀は2021年に劇的な判断を
しています。
黒田総裁の時にしっかりと判断しているのです。
ETF+J-REITの買い入れ合計
2020年⇒7兆円超え
2021年⇒約7000億円
2022年⇒約5000億円
2023年⇒約2000億円
株式市場が『官製市場』と揶揄されていましたが、
実は2021年がターニングポイントでした。
黒田総裁はETFを買わない!と宣言せずに、こそっと
実行したあたりはさすがの役者ぶりで脱帽です。
日銀は市場に任せている
おわかりのように、日銀の後押しがなくても
日経平均は40000円を超えたのです。
今は市場のメカニズムが効いており、
今回のTOPIX下落によるETF購入見送りは
日銀としては予定調和だったといえます。
日銀からすれば、『市場の通常の判断で日経平均
40000円を超えたのだから、下支えはしないよ』
という明確なメッセージを出したということになります。
株価はプロでも予測できないので、何とも言えないですが、
アベノミクスで日銀が相場を下支えするボーナスステージは
終わったと認識しましょう。
プロ以外の方は、ドカッと株をまとめ買いすることだけは、
危険なので止めましょう(汗