日銀の金融政策決定会合
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
6月14日、日銀の金融政策決定会合で、国債買い入れ
減額の方向性を出しました。
このまま、金利のある世界に戻っていくのでしょうか?
今回は事後確認
長期金利の代表的な指標は10年ものの国債の金利です
2023年6月13日⇒0.415%
2024年6月13日⇒0.965%
既に倍近く金利が上がっています。
金利が上がるということは、人気がないということ
なので、国債の買い入れが鈍ることを指します。
今回の金融政策決定会合では、この上昇気味の
長期金利を日銀は、無理やり国債を買うことで下げたり
することはないですよ、というメッセージと捉えたいです。
ゆっくりが基本
金利の先行きを占うことは非常に難しく、今回の日本経済の
変化は、1985年のプラザ合意なみの、超絶な変化になると
言われています。
ただ、世界(特にアメリカ)から日本が敵視されて、
強引な経済変容を求められている訳ではなく、ゆっくりと
日本のための政策を進めていけば良いです。
いずれ、長期金利が上がり、それに釣られて短期金利も
上がることになるので、経営者としては備えをしたいですね。
長期金利を上げすぎると、赤字国債の利払いが増え、
財政健全化筋の人々が怒るので、一気に米国並みの4~5%
とかに上がることは考えにくいです。
銀行からの借り入れ金利は、短期プライムレートに合わせて、
多少の借り入れ金利のUPを許容しつつ、借り入れ額を
大きくしていき、投資に回して、経常利益から利払いが
できる体制を目指しましょう。
金利のある世界でのビジネス
金利が取れれば、銀行は担保主義から脱却できます。
低金利⇒不動産担保主義、個人保証あり
↓↓↓
中金利⇒企業価値が裏付け、個人保証なし
このようになり、貸出先の選別が進むので、経営者は
銀行とコミュニケーションをもっと取り、夢を語り、
実績を細目に報告する方がよいでしょう。
経営者として、痺れますが、社員、地域のために
前を向きましょう!!