インフレが来るのか?
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
インフレが既に来ているとのメディアに対して、日銀は量的緩和を
決め込んでいます。岸田総理に黒田総裁が喧嘩を売ったとの論説も
見受けられます。
我々中小企業の経営者はどうすれば良いのでしょうか?
私なりに記載していきます。
消費者物価指数
インフレ=物価が上がるということなので、消費者物価指数を
見てみましょう。
2022年3月分が開示されています。
総合で1.3%の物価上昇(昨年同月比)です。
しかし、生鮮食品とエネルギーを除くとマイナス0.4%で
下落(前年同月比)です。
一時的なエネルギー上昇を除くと、相変わらずデフレなのです。
日銀が量的緩和を続けるのも分かります。
ここは皆さん経営者として冷静に分析しましょう。
食品、エネルギーは爆上がり
生鮮魚介16.8%上昇
生鮮野菜12.4%上昇
ガス代28.7%上昇
電気代26.7%上昇
ガソリン代17.7%上昇
我慢できない生活必需品が高騰しており、市民生活を直撃
してしまっています。
私もガソリンスタンド業を経営しているので、厳しい状況です。
政府が参院選対策で物価コントロールで横やりを入れないように
日銀が先手を打って量的緩和を続けると牽制したと読めます。
まだデフレ基調
エネルギー上昇も永遠ではなく、必ず調整局面が来ます。
経営者としては、未だにデフレ基調と見ておけば大丈夫です。
ただ、デフレでどうしようもないという感じではなく、
いつでもインフレに切り替わるリスクはあると思っておくべきです。
絶対見逃してはならないのが、日本の貿易収支です。
国富が国内に留まるか、海外に流出するかで、円の動きが決まり、
国債の金利に大きく影響してくるからです。
ロシアとウクライナの戦争が停戦するまでは注視で良いです。
戦争が停止した後の、貿易収支に着目しましょう。
我々中小企業経営者がやることは、サービス付加価値を上げて、
正当な対価を頂く(値上げ)する体制を作ることです。
そして、賃上げの余力を付けておきましょう。
今後も、経済のファンダメンタルズついては記していきます。
今は、経済を読み間違えては、絶対にダメな局面ですね!!!