市場の予測通り
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
4月7日にロシアのドル建て国債の利払いと償還、あわせて6億4920万ドル、
日本円でおよそ800億円を始めて自国通貨ルーブルで行いました。
約1ヶ月前から始まった経済制裁のひとつの節目です。
ロシアは決済用のドルを持っていないということになります。
かなり追い込まれていると見えます。
ルーブルは持ち直し
ルーブルは大暴落との見出しが数週間前は踊っていたので、
見落としがちですが、実はサクッと復活しています。
対ドルで3月初頭に
1ドル=140ルーブルでしたが、
4月7日時点で
1ドル=82.04ルーブルと
ほぼ侵攻前の通常運転モードになりました。
対円も同じで
3月初頭は
1円=1.2ルーブルでしたが、
4月7日時点で
1円=0.66ルーブルと
現時点ではプーチンはうまくやっていると思います。
ルーブル利払い、償還でも大きな混乱はなく、しかも
今回のロシア国債はドル償還だけでなく、他の通貨もOK
との契約になっているそうです(真偽は不明)。
ロシアの首を絞める行為
しかし、大筋の見方は、一時的なロシアの防衛効果であり、
すぐにルーブルは暴落するとのことです。
貴重な原油、天然ガスの支払いをルーブルに強制することで、
通貨防衛を図っているだけなので、外貨獲得手段としての
原油、天然ガスというカードが切れないからです。
外貨を持てないということは、長期的にはルーブルの
下落圧力になります。
果たして、どうなるでしょうか?
対ドルは円安
我々中小企業の経営者としては、対ドルで円が安くなっている
という事実はしっかりみたいです。
3月初頭で
1ドル=115円
4月7日時点で
1ドル=123.64円
すっかり円安です。
ルーブルは対ドルで持ち直していますが、円は安いままです。
円を持っておけば安心という信奉は、疑う時が来ています。
ドルも決して安心できる状況ではありません。
通貨の常識も、この戦争で変わってくる
これは抑えておきたいですね!
世界にも目を向け、西側の情報だけで物事を判断しないように
しましょう!!
引き締めて経営にあたりましょう!