米国利上げ一色
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
米FRBの利上げ関係の記事で各経済誌は一色です。
相当なるインパクトがあります。
なぜ、そのようなインパクトをもたらすのでしょうか?
一緒に見ていきましょう。
利上げとは?
国債の金利を上げることを一般的に利上げと言います。
特に10年ももの国債(10年で償還される約束の国債)
の利率を指すことが多いです。
米国は0.5%という従来の2倍のピッチで利上げを
実行し続けると発表して、足元では10年もの国債が
3%まで上昇する場面もありました。
(日本は0.25%に固定するように日銀が誘導しています)
利上げすると景気を冷やす
利上げで景気を冷やすとよく言われますが、どういう
意味なのでしょうか?
利上げがされると、住宅ローン金利、企業の設備投資
金利が、それに伴って上昇します。
当然、今は家を買うの止めておくか、設備投資も来年以降
かなと、お金を借りる意欲がそがれます。
結果、市中に流れるお金が制限され、景気を冷やす
効果がでます。
よって、過度なインフレを抑制することができます。
米国利上げのインパクト
さらに、景気が冷やされるので、株価も下がります。
ここが厄介で、米国の株価が下がると、同時に先進国
が株安になってしまうのです。
例えば、まだ景気過熱感のない日本で株安になると
都合が悪いのです。しかも海外の要因での株安なので、
『とばっちり』と言うことができます。
株安になると、個人消費が落ち、更に企業業績悪化、
設備投資を控えるという、デフレスパイラルになります。
困ったものです。
2022年5月11日時点ですが、ビットコインに代表される
暗号通貨も399万円と久しぶりの400万円割れです。
以前は、株安になると逃避先として暗号通貨が値上がり
する傾向がありましたが、最近は金融商品への連動性が
強まっています。
我々はここで、金融資産の狼狽売りをするのではく、
長期的な視点でガマンする段階に入っています。
鷹の目で俯瞰して激動の経済を見ておきましょう。