中国の対外債務が減少へ
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
6年ぶりに中国の対外債務が減少したようです。
中国国家外貨管理局からのデータです。
一体何を意味しているのでしょうか?
債務が減ったから良いのではない
家計だけを考えれば、債務が減ったということは
喜ばしいことです。
しかし、国家運営となったら話が違います、
海外諸国が中国を買ってくれなくなっている
という事実は、『中国人気が下がっている』と
読み替えることもできます。
会社経営でも同じです。
会社の人気がなくなると投資を受けることが
できず、行き詰まってしまいます。
銀行からの借り入れも止められてしまうと、
積極的な設備投資などができなくなってしまいます。
債務はコントロールできる範囲内では、あるに
越したことはないのです。
中国はより内向きに
中国は海外からの投資資金の流入が今までように
いかないのは傾向的に知っています。
西側からの敵視という政治的なリスクもあり
より国内向けに金融緩和策を続けていくと予測
されます。
世界一の半導体メーカーの台湾のTSMCが中国
ではなく、熊本に巨大な製造工場を建設することも
中国離れの現象のひとつです。
もう中国は『世界の工場』ではないのです。
海外企業が安価でまじめなと労働力に投資して、
下請け工場を建設し続ける時代は終わったのです。
ここはしっかり認識しておきましょう。
でも、今の一過性の出来事で中国との関係を全て
断ち切るのではなく、一方的な傾斜、依存を避ける
程度で良いと思います。
いつの世も最終的に市場が機能して『バランス』が
成り立つからです。
情報だけは取っておきましょうね!