日本株の支え役交代
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
日本株の軟調が続いていますが、こっそりと
日銀が手じまいをしているようです。
一体何を意味しているのでしょうか?
一緒に見ていきましょう。
日銀が日本株式会社の最大株主
アベノミクスの目玉施策で
日銀のETF(上場投資信託)の大規模買い入れが
行われていました。
日経平均が一気に3万円近辺まで伸びた大きな
原因です。
日銀のETF購入額(年間)は
2019年⇒4兆円程度
2020年⇒7兆1366億円
2021年⇒8734億円
となり、急減しています。
企業部門の状況は?
日銀の代わりを企業部門が担っています。
事業部門の買越額(現物株の売買差額)が、
2022年上期に2兆1284億円と
過去最高になっています。
企業が活発に取り引きを行っていると
思いきや、事情はちょっと違います。
内部留保が増えすぎて株主対策のために、
自社株買いをしているのが実態のようです。
株価が上がり、株主還元に回ることは良い
ことですが、有り余る内部留保の投資先がない
という寂しい状態を示しています。
個人投資家も減少
東証のデータですが、個人株主も極端に減っています。
1970年代は個人は4割程度の保有比率でしたが、
ここ10年では2割まで落ち、2021年度は
16.6%まで落ちました。
個人のお金は海外投資に流れているようです。
我々経営者は、日本悲観論に惑わされずに、
収益性を高め、個人株主が日本株に戻ってくれる
よう日本経済の1プレーヤーとして、事業を
磨き続けましょう。
経営者が諦めてはいけません。
知恵を絞りましょう!