植田新総裁で決定
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
植田新総裁で人事は決定ですね。
色々な憶測が流れています。
一緒にみていきましょう。
当面は金融緩和政策維持か
植田新総裁で一時円高に大きく振れましたが、
結局は1ドル=135円付近に落ち着いています。
一気に、日銀が利上げに踏み切る可能性は、
少ないとの市場の読みです。
当面は金融維持政策は維持されると思います。
日本は何が問題なのか?
最近、インフレ率が4%程になり、
インフレターゲット(2%)達成か、
と言われていますが、そんなに単純な話ではありません。
日本はGDPの成長が低すぎるのです。
人口が減っているから、当然のことなのですが、
欧州も人口が爆増しているわけではなく、
工夫が足りないとしか言いようがありません。
日銀の「需給ギャップと潜在成長率」
のデータからすると、2020年から
需給ギャップはマイナスであり、2023年は
もしかした0.5%程度のプラスになるかも
と言ったところです。
良いインフレではない
即ち今のインフレは、コストプッシュ型の
インフレであり、デマンドプル型の需要が
盛り上がる形でのインフレではないのです。
コストプッシュ型なので、企業物価指数は8~9%
と非常に高く、収益を圧迫するため、人件費に
費用が回らない状態なのです。
従って、金融緩和維持は妥当な政策なのです。
植田新総裁には、このまま金融緩和維持もしくは、
更なる増大をお願いしたいです。