ドル円130円後半へ
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
ドル円が1ドル145円から130円後半まで一気に
円高に振れました。
なぜ、急激な円高になったのでしょうか?
今後はどうなっていくのでしょうか?
一緒に見ていきましょう。
米国の消費者物価指数
6月の米国の消費者物価指数が発表され、
前年比3.0%のプラスとなりました。
昨年秋はプラス10%に迫る勢いでしたので、
かなりインフレ率は落ち着いてきました。
株式市場も好意的に受け止めています。
そろそろコロナショックから抜け出す
フェーズに入ってきました。
円高になる理由
為替は、2国間の金利差に大きく影響されます。
日本は相変わらずのマイナス金利(長期金利でも超低金利)、
米国はFRBがひたすら政策金利を上げて、5.6%まで上昇
しています。
差が広がる一方だったので、円を売ってドルを買えば、
単純に儲かるという思惑から、円安が進みました。
しかし、
消費者物価指数の鈍化により、米国の利上げが止まれば、
これ以上の金利差は広がらないため、円を売るペースが
鈍るのです。
輸出入などの実需の円買いもあるので、円高に振れる
ことになります。
中には、円が高くなると予測して、マネーゲームで
円を買う投機筋もいるはずです。
当面はもみ合い
今後の為替は当面もみ合いが続くはずです。
米国FRBも、将来の1回か2回の利上げを否定していません。
日本が急に大規模緩和をコロッと変更するとは思えません。
日銀はたっぷりと時間稼ぎをするはずですし、それでOK
というのが私の持論です。
ここからは私の個人の予測ですが、
ドル円為替相場は、方向感を失ってしますので、
トピック的なニュース(今回は米国消費者物価指数の発表)
によって、ふらふらと上下を繰り返します。
10年スパンの長期トレンドでは、緩やかな円高なので、
上下をしながらゆっくり円高(110円~120円程度)を
示すでしょう。
しっかりと情報を取っていきましょうね!!!