円安が進む
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
円安が止まりません
口先介入だけでは、円安の流れを止められず、
攻防ラインが1ドル=155円になる模様です。
円安は行き過ぎで、国民生活が苦しくなる論が幅を
聞かせています。
本当にそうなのでしょうか?
円安のメカニズム
私のブログで何度も申し上げていますが、良い円高、
悪い円安というものはなくて、その時点での日本の
置かれている経済状況において、妥当な為替水準か、
という点で見ていく必要があります。
円高の時に、苦し過ぎると文句を言い、円安になると
苦し過ぎると文句をいうのは、全くのナンセンスであり、
経済状況において為替が行き過ぎているかどうかで、
見る必要があります。
しかも、為替は対象国との金利差で決まります。
米国が景気過熱が予想に反して続いているだけで、
金利が高い状態が維持されており、
今の円安は、日本がどうのこうのという訳ではないのです。
財政緊縮論に乗るな
コロナでばらまきをした政府は、虎視眈々とお金の逆流を
狙っている様子です。各種補助金はカットです。
しかもインフレにすることで、税収は上がっています。
この動きに乗じて、財政収支(歳入ー歳出)を黒字
にしようと目論んでいます。
いわゆるプライマリーバランス論復活です。
緊縮財政に傾きかけているのです。
プライマリーバランスが黒字⇒日本健全⇒円安是正
この図式を日本に広めたいと政府は考えているようです
しかし、2013年の超円高(1ドル=80円台)
の時でも、プライマリーバランスはマイナス38兆円です。
円高時代でもプライマリーバランスはマイナスであり、
円高円安とプライマリーバランスは関係ないのです。
円安により、インバウンドブームが継続し、海外からの
日本への投資も増えています。
円安による恩恵は確実にあるのです。
国内にお金が回るので、必ず国民に還元があります。
円安は悪いと決めつけて、緊縮財政に陥り、せっかく
立ち直ってきそうな日本経済に冷や水を浴びせない
ように政府を監視する役割が国民にあります。
円安悪玉論には注意しましょう!