極めて困難な状況
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
黒田総裁の金融緩和で、日銀は国債を買いまくり
市場に流してきました。
普通国債の残高は2022年末で1000兆円を越え、
GDP比で2.6倍と先進国では異例の水準と
騒がれています。
植田新総裁に課された問題は非常に大きいです。
金融緩和の継続?
消費者物価指数は4%を越え、日銀目標の2%を
超える水準になってきました。
それでも日銀は国債購入を止めず、金融緩和を
続けています。
私のこの政策には賛成です。
何故なら日本経済は病み上がり状態だからです。
長期の入院からやっと一般病棟に移った状態
と言えます。
ここで極端な利上げをして、景気を一気に冷やす
行為には反対です。
どうやって状況を打破する
黒田総裁が打った、「長期金利の上限撤廃」は
本当に頭の良いフレーズだと思います。
長期国債の金利の上限を0.25%→0.5%に
引き上げるよという内容です。
直ぐに、長期金利は0.5%に張り付きましたが、
それ以上の金利の上昇を日銀は大量の国債購入で
抑え込んでいます。
YCC(イールドカーブコントロール)の是正と
いう名目で、短期国債、超長期国債まで買いまくる
という手段にも出ています。
即ち、金融緩和は継続というメッセージです。
急激な利上げによる景気腰折れを防ぎながら、
金融緩和を続けつつ、市場にお金を供給し、
企業業績を上げつつ賃上げを実現する。
賃上げができれば、需要創出型のインフレが
訪れます。実質GDPが緩やかに拡大する好循環
に入ります。
これが出口戦略だと私は思っています。
言うが易し、行うは難しですが、今度こそ、
日本経済を復活させるチャンスなので、
大事にしていきたいですね!